USCPA/ 米国公認会計士

会計知識・実務経験ゼロ USCPA出願州の決め方

こんにちは、マレーシア在住、USCPA受験生のエイミです。

勉強をし始めた頃、勉強スケジュールを組み立てる時に最初に悩んだのが、どこに出願するかでした。
出願要件を満たすために色々と準備が必要です。

結論、筆者はニューヨーク州を出願州に選びました。同じようなバックグラウンド・スキルセットを悩まれている方は参考にしてみてください。

筆者のバックグラウンドは以下の通り

  • 文系卒、会計・ビジネス単位ゼロ(大学での取得単位数は164単位)
  • 営業畑出身で会計知識ともに経理財務など実務経験ゼロ

この試験を目指すには完全にゼロからのスタートです笑


よく論点になるのは、ライセンス取得 or 全科目合格です。筆者の場合は後者をゴールとしました。
州の選択に留意すべき点は、資格の利用目的を明確にすることが大事だと筆者は考えています。
筆者の利用目的は「キャリアアップ」「転職に使えること」の2つのためです。

筆者はアビタスの受講生で、同社が提供する転職サポートサービスで面談頂いた事があるのですが
求人の多くは科目合格者がベースラインとなっており、また未経験でも会計・監査・コンサルティングファームなど多く転職されているそうです。目的を考えるとライセンスまで取得する必要は無いと判断しました。

またニューヨーク州のメリットは1. 必要単位取得が少ない 2. 合格実績がずっと残る(更新費用等は無し)
出願必要科目は14単位(5科目)とハードルは低く、最短で出願が出来ます。また合格後は維持費が掛からず、合格証明書が必要な時に$25で発行してもらえるというコスパの良さです。

もし今後ライセンスを取得したいとなった場合には、追加単位取得が必須ですが実務経験を経てワシントン州へ合格実績を移行しライセンスを取得することもできます。

ちなみに実務経験ゼロでライセンス取得をゴールとする場合、グアム州一択になります。
勿論、ライセンスを取得できれば名刺にも記載できる*というメリットがあります(日本国内業務においてのメリット)(*Inactiveと記載する必要があります)。
一方でデメリットは1. 必要取得単位数の多さ 2. ライセンス取得後の維持費用です。
まず1. 取得単位ですが筆者の場合、会計・ビジネス科目を合わせて45単位(18科目)以上取得する必要があります。早期受験という点では、要件を満たさずとも見込み受験という制度が利用できますが初回合格から18ヶ月以内に全ての単位を取得しなければなりません。
また2. ライセンス維持費用は毎年更新が必要で都度$100が掛かります。

まとめ

  • 合格後の利用目的がライセンスを必要としない限り、科目合格をゴール設定として最短で出願できる州を選択する
  • 科目合格だけでも転職に有利である
  • 合格後はコスト無しで維持できる

以上、筆者がニューヨーク州出願を決めた理由でした。迷われている方は参考にしてみてください。

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